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[ 改定 第2章 ]
ニュートンの運動の三法則
前章の [ 改定 第1章 ] では、物体の運動を表す方法 −座標系、座標、ベクトル、微分法、積分法 など− を述べました。この章では 力学における基本的な問題、すなわち、物体の運動には何らかの「因果性」があるのだろうか≠ニいう問題をとり上げます。ここに因果性とは、一つの結果≠ェ生まれるのは それに先立って何らかの原因≠ェあるからだ、という考えです。

 ニュートンは、1687年 に出版した通称《 プリンキピア 》と呼ばれる《 自然哲学の数学的原理 》という書物で、物体が受ける力と物体の運動の関係について「運動の法則」 と呼ばれる三つの法則を提唱しました。運動の法則は ニュートン力学 の基礎となる法則であり、以後これを「ニュートンの運動の三法則」と呼ぶことにします。運動の三法則では、物体の運動 と 力≠フあいだに因果性があることが主張されています。 [ 改定 第2章 ] では、このニュートンの運動の三法則 について説明します。

 説明の都合のため、改定 第2章を 第1ステップ と 第2ステップ の二つに分け、この順序で説明してゆきます。まず《 改定 第2章 ― 第1ステップ― 》から始めます。
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