トップ
[ 改定 第4章 ]
相対運動 と 見かけの力
この章では、空間に存在する物体から二つの物体を選び出し、一方の物体を基準にした座標系 と 他方の物体を基準にした座標系 で観察される物体や物質粒子の運動を結びつける「相対運動」の問題について述べることにします。
 第1ステップ では、電車が走行する郊外の風景 をとり上げ、その例を用いて 相対運動の考え方を説明します。相対運動では、基準となる物体、観察者、および 座標系 が重要な役割を果たすことが示されます。
 第2ステップ では、一方の座標系で表した物質粒子の運動 と 他方の座標系で表した物質粒子の運動 を関係づける「相対運動の式」を導き出します。相対運動の式は、ベクトルを用いて、または、座標成分を用いて表されます。
 第3ステップでは、相対運動の式に基づいて相対運動の分類を行うとともに、相対運動に関するいくつかの例を紹介します。
 第4ステップでは、相対運動 と ニュートンの運動の三法則 とを結びつけ、「慣性系」および「見かけの力」という概念を導きます。最後に、慣性系の存在がニュートン力学を成立させる重要な前提条件であることを指摘します。
《 改定 第4章 ― 第1ステップ― 》 へ進む



《ニュートン力学の世界》【トップページ】に戻る

このページの トッップヘ